現在、細分化されている免許制度。

普通免許･準中型・中型・大型等、ひと昔前は普通免許を取れば4tに乗れる時代もありました。

今では普通免許を取っただけではトラックに乗れない。という免許制度となっています。

安全の為にスタートした改革でしたが、これにより運送業の人手不足は加速されました。

そして今、慢性的な人手不足を解消するため、新たな改革が行われるようです。

警視庁は、トラックの「大型免許」やバス、タクシー向けの「第二種免許」について、

年齢や運転歴の受験資格を緩和する方針を決め、教習受講を条件に19歳以上に年齢要件を引き下げる

特例を設ける方針となりました。

2020年に国会に道路交通法改正案の提出を目指し、早ければ2022年にも実施する予定のようです。

【現在の受験資格】

①第二種免許が「21歳以上で普通免許の保有歴3年以上」

②第一種の大型が「21歳以上で普通免許の保有歴3年以上」

③同中型が「20歳以上で普通免許の保有歴2年以上」

【改正案】

新たな特例では運転技能などを学ぶ教習カリキュラムを受講することを条件

①～③「19歳以上で普通免許保有歴1年以上」で受験できるようにする。

＜安全対策＞

特例で免許を取得したドライバーには、一定期間に特定の違反をした場合に講習の受講を求め、

受講しなかった場合の再試験で不合格なら免許を取り消す制度などの導入を想定｡

早ければ2022年から若手19歳大型ドライバーが誕生するかもしれません。

これで人手不足も解消されると良いのですが・・・(森)