熱中症予防のための新たな情報発信「熱中症警戒アラート」とは？

環境省と気象庁は、熱中症予防対策に資する効果的な情報発信として、

令和3年4月下旬から全国を対象に、「熱中症警戒アラート」の運用を開始しました。

熱中症警戒アラートは、熱中症の危険性が極めて高くなると予測された際に、

危険な暑さへの注意を呼びかけ、 熱中症予防行動をとっていただくよう促すための情報です。

熱中症警戒アラートが発表されるのは、暑さ指数が「33」 を超えると予想されるときです。

「危険」になる基準をさらに超えた状態になるときに熱中症警戒アラートが発表されることになり、

そのときにはすでに熱中症になる危険性がかなり高い状態といえます。

暑さ指数（WBGT）は、

人体と外気との熱のやりとり（熱収支）に着目した指標で、

人体の熱収支に与える影響の大きい ①湿度　②日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境　③気温

この3つを取り入れた指標です。

＜日常生活に関する指数＞　※温度基準

●危険　　　　31℃以上

●厳重警戒　　28℃以上～31℃未満

●警戒　　　　25℃以上～28℃未満

●注意　　　　25℃未満

＜運動に関する指数＞　※気温／暑さ指数

●原則中止　　35℃以上／31以上

●厳重警戒　　31℃以上～35℃未満／28～31

●警戒　　　　28℃以上～31℃未満／25～28

●注意　　　　24℃以上～28℃未満／21～25

●ほぼ安全　　24℃未満／21未満

(環境省「熱中症予防情報サイト」参照)

人との距離がとれる屋外・運動時はマスクをはずす、こまめな水分補給、室内温度の調節等にあわせて、

こうした情報を積極的に入手し、熱中症対策に生かして予防をしていきましょう！