昭和の時代、定年は55歳だった。60歳定年が義務付けされたのが平成10年。

平成25年に希望者に対し、65歳までの継続雇用が義務化された。

そして、今年4月から70歳までの就業機会の確保が努力義務となった。

70歳まで働かないといけないのかとため息が出そうになるが、

1970年の日本の平均寿命は男性69歳、女性74歳。

令和の今、男性は81歳超、女性は87歳を超える平均寿命。

寿命が10年以上延びている以上、働く期間も延びるのは仕方ないような気がする。

しかし、人生が長くなった分、生き方は単純ではなくなった。

働き、結婚し子を育て、バタバタと生きているうちに老後を迎え、人生が終わっていく時代は遠い過去。

長くなった壮年期以降をどう生きたいのか、考えるべき時代がやってきている。

どう生きたいかは、どう働きたいかに直結する。

死ぬまで現役って人もいれば、さっさと仕事を辞めて趣味に生きたい人もいるだろう。

わたしは子供の頃憧れていた、趣味のような仕事のような曖昧な働き方で

人生の後半を過ごしたいと思っている。