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自立とは依存先を増やすこと
自立は依存から遠い存在だと長年思ってきた。
自らも車椅子の障がい者である東大の先生が
障がい者の自立は依存先を増やすことだと体験を元に
話されていたことに目から鱗が落ちたようだった。
1980年代に「障害は身体の中ではなく外にある」という考え方がスタンダードになり、
例えば、私が2階に行けないのは私の足に障害があるからではなく、
エレベーターがないからだ。みたいな。
それで先生は親以外の依存先を模索し、大学進学と共に一人暮らしを始めます。
「いつの間にか合い鍵が8個も作られていて」みんなが勝手にやってきて
勝手にご飯を作って食べていく。
その代わり、先生をお風呂に入れてくれたりと介助して帰っていく。
依存できる先を増やしていけば、自分は生きていける、
自立できるんだということがわかったと先生は語っていました。
自立とは、依存しなくなることではなく、「依存先を増やしていくこと」なのだと。
これ健常者も同じですね。
依存先が多いとひとつに固執する必要がなくなり、生きやすくなります。
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