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自立とは依存先を増やすこと

投稿日 :
2020-12-15 19:57:23
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スタッフ

自立は依存から遠い存在だと長年思ってきた。

自らも車椅子の障がい者である東大の先生が

障がい者の自立は依存先を増やすことだと体験を元に

話されていたことに目から鱗が落ちたようだった。

1980年代に「障害は身体の中ではなく外にある」という考え方がスタンダードになり、

例えば、私が2階に行けないのは私の足に障害があるからではなく、

エレベーターがないからだ。みたいな。

それで先生は親以外の依存先を模索し、大学進学と共に一人暮らしを始めます。

「いつの間にか合い鍵が8個も作られていて」みんなが勝手にやってきて

勝手にご飯を作って食べていく。

その代わり、先生をお風呂に入れてくれたりと介助して帰っていく。

依存できる先を増やしていけば、自分は生きていける、

自立できるんだということがわかったと先生は語っていました。

自立とは、依存しなくなることではなく、「依存先を増やしていくこと」なのだと。

これ健常者も同じですね。

依存先が多いとひとつに固執する必要がなくなり、生きやすくなります。

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