10月からはいよいよ新しい最低賃金の適用が全国で順次スタート。

2025年度の全国平均は時給1,118円（＋63円）となります。
すべての都道府県で時給1,000円を超える見込みで、

「いよいよ来たか…」と感じる方も多いのではないでしょうか。

もちろん、賃金を上げることはとても大切です。

物価も上がり続けており、この10月には約3000品目の食料品や飲料が値上がりしました。

最低賃金改定に伴い、各社は給与の見直しが必要になります。

ただし、「給与を上げれば人が集まる」時代ではなくなってきています。

最近の求職者は、給与額だけでなく“どんな環境で働けるか”や“やりがい”を重視しています。
また、「人間関係の良さ」「柔軟な働き方」「スキルアップできる仕組み」など、
お金以外の部分に魅力を感じて応募を決めるパターンも根強いです。

つまり、これからの採用で大切なのは、
“給与＋αの魅力”をどう伝えるか。

会社の想いや職場の雰囲気、成長できる環境をきちんと発信することで、
「この会社で働きたい」と感じてもらえるチャンスが広がります。

賃金を上げることも大切。
でも、それ以上に“働きたい理由”を発信することが、

これからの採用成功のカギになりそうです。