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「ハローワーク離れ」の時代に、中小企業がとるべき採用戦略とは?
2024年、ハローワーク経由の採用率がわずか11.6%だったことが
厚労省の発表で明らかになりました。
これはハローワークに掲載された求人のうち、
およそ9割が採用に結びついていないということを意味します。
かつては求職者の多くが利用していた公的な職業紹介機関ですが、
いまでは「人が集まらない」「採用につながらない」と感じる企業も少なくありません。
特に中小企業にとっては、無料で利用できる貴重な採用手段だった
ハローワークの効果が薄れつつあることは、大きな痛手でもあります。
なぜハローワークの採用率がここまで低下しているのか?
背景には、いくつかの要因があります。
■求職者の行動が変化している
ネットやスマホの普及により、求職者はより簡単によりスピーディーに仕事を探すようになりました。
特定の業種に特化した求人サイトや、アプリで企業と直接つながれるスカウト型サービスなど、
利便性の高い民間サービスに流れているのが現状です。
■求人情報の「伝わらなさ」
ハローワークでは掲載できる情報が限られており、企業の魅力を十分に伝えることが困難です。
写真や動画、社員の声、会社の雰囲気など、求職者が重視する情報が載せられないため、
「どんな会社かわからないから応募しづらい」という印象を持たれがちです。
このような環境の中で、中小企業が人材を確保するために取り入れるべき採用戦略とは
どんなものがあるのでしょうか。
◯例えば、無料で使えるハローワークだけに頼らず、低予算でも活用できる媒体を検討する。
→採用サイトやSNSによる情報発信などは比較的低予算でも始められます。
◯ミスマッチを防ぐためにあえて“絞り込む”
→「誰でもいい」ではなく、「自社に合う人」に来てもらうためには、
むしろ求める人物像を明確にし、応募のハードルを少し上げることも戦略のひとつです。
結果的に定着率の向上にもつながります。
いまや採用活動は「人を選ぶ」のではなく「選ばれるための情報発信」が重要な時代です。
特に中小企業にとっては、限られた予算の中で自社の魅力をどう伝えるかが成否を分けます。
ハローワークは引き続き使いながらも、それだけに頼らず、
民間サービスや自社メディアを活用した多角的な採用活動へとシフトすることが、
これからの採用成功への鍵となるでしょう。
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