ラーメン屋の倒産（2023年）が過去最多を更新しました。
前々年（2021年）22件、前年（2022年）23件を大きく上回る
63件でダントツの過去最多に。
全国のラーメン屋を苦しめているのは、
原材料費、人件費、光熱費の高騰です。
さらに、今年ならではの設備費が必要になるお店も。

原材料は「価格が上がっていないものは何もない」ほど、
ラーメンに使用される材料は軒並み値上がり。
人件費では、最低賃金アップに加え、人手不足が重なり、
募集時の時給を上げざるを得ない状況。
電気・ガス等の光熱費も上がっています。
さらに、券売機を導入しているお店では、
7月から発行される新紙幣に対応するため、
券売機の新調が必要になる場合も。
新紙幣に対応した券売機は1台25万円だそうです。

利益を確保するため、ラーメン自体を値上げするお店もある中、
1杯“1,000円”という価格設定が
一つの壁になると言われています。

ラーメン1杯が1,000円を超えることに、
お客さんがどう感じるのか。
人それぞれだと思いますが、
「高い」と感じる人も一定数いるでしょう。

客足が遠のくことを恐れ、値上げに踏み切れず、
結果、利益が減少し倒産に至るケースも十分考えられます。
お店の存続のためには、値上げはやむなしと
個人的には思っています。
閉店・廃業・倒産してしまっては、元も子もないですし。
ラーメンが好きなので。